小説「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」感想
- 2012/02/23
- 23:18

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」(原題「Luftslottet som sprängdes」)スティーグ・ラーソン 著【あらすじ】アンデルス・ヨナソン医師は銃で撃たれた重傷の患者を扱うことになる。【感想】「ミレニアム」シリーズ完結編。「1」がほぼ独立して完結していたのに対し「2」は未完結で「3」に続きます。(だからあらすじにも気を使った)なので俺は、「ミレニアム」は「ドラゴンタトゥー~」が2巻。「炎と~」が4巻、と...
小説「ミレニアム2 火と戯れる女」感想
- 2012/01/30
- 21:57

「ミレニアム2 火と戯れる女」(原題「Flickan som lekte med elden」)スティーグ・ラーソン 著【あらすじ】雑誌「ミレニアム」の発行責任者であるミカエル・ブルムクヴィストは人身売買、売春組織を一網打尽にする一大スクープを手掛けることになる。【感想】「ミレニアム1」(以下、「1」)の、本筋以外が絡んでくる続編。いくつかのエピソード、主要な人間関係などはそのまま引き継がれています。なので今作(以下、「2...
小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」感想
- 2012/01/21
- 21:33

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」(原題「Män som hatar kvinnor」)スティーグ・ラーソン 著【あらすじ】雑誌「ミレニアム」の発行責任者であるミカエル・ブルムクヴィストに奇妙な依頼が舞い込んで来る。【感想】どっぷりはまりました!!引き込まれました!!本当に面白い!!冒頭、ジャーナリズム・政治・経済が絡んだ小難しい話かと思いきや古典推理小説のような展開が始まりさらには現代社会(スウェーデン社会)...
小説「エージェント6」感想
- 2011/10/02
- 21:32

「エージェント6」 (「原題 「AGENT 6」) トム・ロブ・スミス 著個人的に今一番好きな作家、トム・ロブ・スミスの最新作。「チャイルド44」「グラーグ57」に続く主人公レオ・デミドフシリーズ三部作の完結編。【あらすじ】ソ連国家保安省捜査官(KGB)であるレオ・デミドフは後に彼の妻となる、美しい教師ライーサに恋をする。【感想】序盤「チャイルド44」以前の話から始まります。とあるエピソードが描かれた後に「...
小説「生、なお恐るべし」感想
- 2011/09/02
- 00:35

「生、なお恐るべし」 (原題「THE TERROR OF LIVING」)アーバン・ウェイト 著【あらすじ】刑務所上がりのハント、職を転々とした後、違法である運び屋の仕事に就く。山中での任務を保安官補に目撃され、失敗したことにより組織の殺し屋と保安官補に負われるはめになる。【感想】これは映画化される!!ハイレベルエンターテイメント!!全く退屈させることなく、ラストまで怒涛の展開!読みやすさ★★★★★登場人物の背景や心理な...
小説「愛おしい骨」感想
- 2011/08/21
- 02:48

「愛おしい骨」(原題「BONE BY BONE」 キャロル・オコンネル 著宝島社 「このミステリーがすごい!」 海外編 第1位【あらすじ】元陸軍犯罪捜査部のオーレンは20年ぶりに故郷であるコヴェントリーへ。未解決の、彼の弟の失踪事件の手がかり(骨)が見つかったのだった。【感想】読みやすさ★★☆☆☆とにかく読みづらい!!片田舎の小さい町が舞台で、癖のある人物達が20年前のことを回想したり語り合ったりして進行するストー...
小説「粘膜兄弟」感想
- 2011/06/12
- 02:41

「粘膜兄弟」 飴村行 著【あらすじ】双子である須川磨太吉と矢太吉はカフェ「タイガア」の女給、ゆず子に一目惚れをする。【感想】飴村行「粘膜シリーズ」第三弾。同じく全三章構成。一作目「粘膜人間」との関連は全くありません。前作「粘膜蜥蜴」とは少し繋がっているので「粘膜蜥蜴」読了推奨。今回のストーリー展開は今までに比べたらイマイチです。前作と構成が少し似ていて舞台も同じなので前作「蜥蜴」の劣化版のような印...
小説「粘膜蜥蜴」感想
- 2011/06/09
- 01:58

「粘膜蜥蜴」 飴村行 著【あらすじ】真樹夫と大吉は町一番の富豪の息子である、雪麻呂の自宅に招待される。【感想】「粘膜人間」に続く粘膜シリーズ第二弾。(つづきでは無いので今作「蜥蜴」を先に読んでも問題無し)「粘膜人間」。大好きな作品なのでこれも期待してました。傑作!むしろ「粘膜人間」超えました!「粘膜人間」には見られなかったユーモアと感動があります!!!特にユーモアの割合多め。かなり笑えます。「粘膜...