小説「老人と犬」
- 2010/12/24
- 02:59

「老人と犬」 (原題 「RED」) ジャック・ケッチャム 著
【あらすじ】
見ず知らずの少年達に
愛犬レッドを殺された、一人暮らしの老人。
少年達の住所を調べ上げ、その親に会うのだが・・・。
【感想】
グロ・不条理で定評のある
ケッチャムを読むのはこれで4作品目。
(他は 隣の家の少女、地下室の箱、オフシーズン。全部ここでレビュー済)
これも力作!!
ケッチャムらしい、気分を害する展開 もちろんあり。
スカッとする展開もあり。
ケッチャム作品中、万人受けしそうな部類。
特に
主人公の心理描写や行動が良い。
哀愁漂う孤独な老人。
人望があるので仲間もいる。
「犬を殺された被害者」としてかなり巧く立ち回ります。
「犬」「少年犯罪」
このキーワードが付きまとう作品。
考えさせられますね。
俺なら絶対犯人許さん。犬好きやし。
読みやすさ
★★★★★
【おまけ】
(ネタバレあるので 閲覧注意)