小説「フランキー・マシーンの冬」感想
- 2011/04/30
- 02:59

「フランキー・マシーンの冬」(原題「The winter of frankie machine」) ドン・ウィンズロウ 著
「このミステリーがすごい!」2011年度 海外編 第4位
【あらすじ】
62歳のフランク、
ある日突然命を狙われた。
今は別の稼業を営むが元は凄腕の殺し屋。心当たりはいくつかあった。
【感想】
著者の「犬の力」もそうですが
ミステリーというよりはハードボイルドですね。
命を狙われるフランクが
「なぜ俺が殺されなきゃいけねえの?」と、
なんとか戦いながら
現役凄腕時代の自分を回想し
原因を突き止めていくストーリー。
フランクはおじいちゃんになっても凄腕。
かっこいいです。全く衰えていません。
アクションシーンも多いし
元はただの運転手だったフランクの、登りつめる様も描かれています。
ちょっとしたドンデン返しもあります。
かなり入り込める作品。
「犬の力」と同じく登場人物多いのが少しだけ読みづらいかな。
読みやすさ
★★★☆☆
描写が巧い作品は
脳内映像と共に読みます。
俺の中では
フランクは、
ジェフ・ブリッジスでした。
(映画化してほしいな)

Jeff Bridges
こんなかっこいい60代はまずいない。