小説「愛おしい骨」感想
- 2011/08/21
- 02:48

「愛おしい骨」(原題「BONE BY BONE」 キャロル・オコンネル 著
宝島社 「このミステリーがすごい!」 海外編 第1位
【あらすじ】
元陸軍犯罪捜査部のオーレンは
20年ぶりに故郷であるコヴェントリーへ。
未解決の、彼の弟の失踪事件の手がかり(骨)が見つかったのだった。
【感想】
読みやすさ
★★☆☆☆
とにかく読みづらい!!
片田舎の小さい町が舞台で、
癖のある人物達が
20年前のことを回想したり語り合ったりして進行するストーリー。
ほとんど盛り上がるシーンも無く、
延々とコヴェントリーの住人の内輪ネタを読まなけりゃいけない。
感情移入してサクサク読めた人はあまりいないかと。
読みにくい上に長い。(「必要なのか?」ってエピソード多数)
途中で「犯人とかどうでもいいや」って思いました。
登場人物がどれも悪い意味で 変で、現実味が無い(サイコパスだからとかじゃなく)。
よく分からん行動やセリフが多い。
そりゃ感情移入出来ないですよ。
読破に何週間もかかりました。
後半は怒涛の展開!!
急に読みやすくなります!
後半まで行けば「読むのまた今度でいいや」とはならないでしょう。
伏線回収や感動もあり。
「「このミス」1位は読んでおきたい!!」っていう人にはオススメ。