小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」感想
- 2012/01/21
- 21:33

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」(原題「Män som hatar kvinnor」)スティーグ・ラーソン 著
【あらすじ】
雑誌「ミレニアム」の発行責任者である
ミカエル・ブルムクヴィストに奇妙な依頼が舞い込んで来る。
【感想】
どっぷりはまりました!!
引き込まれました!!
本当に面白い!!
冒頭、
ジャーナリズム・政治・経済が絡んだ小難しい話かと思いきや
古典推理小説のような展開が始まり
さらには現代社会(スウェーデン社会)の問題やテクノロジーなどがどんどん絡んでくる。
とっつきにくそうだが
親近感や愛着が湧く、魅力的なキャラクターたち。
徹底的に練られたプロット。数々のさりげない伏線。
真っ暗闇であった謎が、どんどん明らかになっていく爽快感。
攻撃的でもユーモラスでもあったりする洗練された脚本(セリフ)。
そして何よりも
「脳内映像が浮かんでしまう」
素晴らしいストーリー展開と文章。
特に
リスベットは,愛着湧きすぎて脳内映像が完成されました。
読みやすさ
★★★☆☆
けっこう大変です。
覚えにくい名前ばかりなのと
ヴァンゲル家の登場人物が多すぎて(ここがネックになる人は多いはず)
何回もページを戻らされました。
これから読む人は
ミカエルとリスベットが出会ってからが読みやすさ(面白さ)が超加速するので
とにかく挫折しないでほしいです。
【余談】
「俺の脳内で再生された、
リスベット・サランデルと
ミカエル・ブルムクヴィスト」
・リズベット・サランデル (低身長・貧乳)
は・・・・。
ウィノナ・ライダー(低身長・巨乳)

キーラ・ナイトレイ(高身長・貧乳)

こんな感じ。美形すぎるかな?
今気がついたがこの2人、顔が似ているな。
・ミカエル・ブルムクヴィスト(中年・とにかくモテる)
は・・・
ヒュー・グラント

金髪だろうから少しイメージとは違うが。
STING

本職が俳優ではないが、かなりイメージ通り。
「ミレニアム」
本国スウェーデンでもハリウッドでも映画化済みです。
どんな配役になっているのか??
これから読む人もどんどん想像を膨らませてほしいです!!
俺は
映画観ていないけど、どんな配役かは知っています。
ハリウッド版。脇役までイメージ通りでビックリした!!