小説「ミレニアム2 火と戯れる女」感想
- 2012/01/30
- 21:57

「ミレニアム2 火と戯れる女」(原題「Flickan som lekte med elden」)スティーグ・ラーソン 著
【あらすじ】
雑誌「ミレニアム」の発行責任者である
ミカエル・ブルムクヴィストは
人身売買、売春組織を一網打尽にする一大スクープを手掛けることになる。
【感想】
「ミレニアム1」(以下、「1」)の、本筋以外が絡んでくる続編。
いくつかのエピソード、主要な人間関係などはそのまま引き継がれています。
なので今作(以下、「2」)から読み始めることは(絶対に)オススメしません。
面白かったああああ!
さらにどっぷりとはまりました!!
名作!!
超1級のエンターテイメント!
「ミレニアム1」の世界観や登場人物を好きになった人なら
この作品にメロメロ(死語)になるはず!
「1」の読み始めではよく分からなかった人物像が
「2」を読む頃にはほぼ把握できており(愛着すら湧き)、
「1」のネックであった 読みにくさ が解消されています。
睡眠時間を削ってまでも読みたくなる
先が読めなく手に汗握る素晴らしい展開!持続する緊張感!
読みやすさ
★★★★☆
作品として「1」とは趣がちがいます。
「1」のような推理小説展開は無く
登場人物 リスベット・サランデルに焦点を合わせた人間ドラマ、冒険活劇。
アクション、サスペンス、スリラー、刑事ドラマ要素も。
質こそ異なりますが
「「1」読んだが「2」は読むんじゃなかった」って人は まずいないかと。
むしろ「2」は
「「1」をフェイバリットとした読者への 最高のご褒美」
だと思っています。
さて最終作「3」はどうなるのか?
今読んでます。
リスベット・サランデル。
最高に魅力的なキャラクターです。