小説「奪取」
- 2008/01/26
- 01:25

「奪取」 真保裕一 著
第50回 日本推理作家協会賞 長編部門 受賞
平成9年度 山本周五郎賞 受賞
「このミステリーがすごい!」 97年版 2位
「文春 傑作ミステリーベスト10」 96年 4位
【あらすじ】
友人の借金(一千万)の保証人になった主人公が
自らのアイデアで期間以内に金儲けを企む。
主人公が着目したのは偽札造り!
読みやすさ ★★☆☆☆
【感想】
これは久しぶりに
ハズレでした!
全然面白くなかったです!
主人公の一人称で語られる話なんですが
その(悪ぶった感じ)語り口が鼻について
最初から最後まで感情移入できませんでした。
主人公を取り巻くチンピラとかも。
なんかセリフが古臭いというか、
わざとらしいというか。
結果、全キャラが安っぽい味わいに。
話の流れも
(非の打ち所の無い偽札を造る為、その)
作業の描写が
作品の半分以上を占めます。
読んでいて苦痛でした。ナナメ読みしました。
印刷の技術とか長々しく書かれても困る。
入り込めなかったから
めちゃ長く感じました。
先程
Amazonレビュー読んだら
大絶賛の嵐ではないか!
「スピード感溢れる」「長さを感じさせない」等の意見が多数。
まあ。こういう時もあるさ。
大絶賛されてても、
賞を取っていても。
自分に合わないモノは合わない。