美術館巡りの魅力
- 2019/04/11
- 20:41
「~の方が~より楽しい」
と優劣がつけられないもの。
(つけたい人もいるでしょうけど)
ただ、
「この趣味の人はこうだ」
「〇〇好きはこんな人が多い」
と、
趣味別の民度&世間から見た印象
は必ず存在します。
代表格で言うと「撮り鉄=低民度」「アキバ系=服に無頓着」とか。
ひとくくりにしてしまうことはダメなんですが、そういう人たちが一定数の割合を占めているのは事実なんですよね。
私が
「美術館巡りが趣味」な理由には、
実はそういう話が関連してきます。
アート・美術館好きな人は
倫理観を持っている
性格が穏やか
美意識が高い
カフェ好き(スタバとかじゃない)
カメラ好き
SNOWで自撮りとかしない
な、印象が強い(そういう率が高い)です。
美術館に行っても
DQNと遭遇する事が無い
ってのもかなり大きな特徴ですね。
「車にカーテン付けてる、三代目なんとかのステッカー貼ってる」「出歩くときはスウェットやジャージ」
みたいな人はまずいません。
喫煙率も低いんじゃないでしょうか。
例えば
私が大好きな音楽フェス。
行くと、だいたい一日で最低「3イラ―(ムカー)」くらいはします。
トイレに空きカップ放置するやついたり、喫煙不可の場所で吸ってるやついたり。(フェスによっては見かけることはないですが)
美術館、300回以上は余裕で行ったし、日数にしたら凄いことになりますが
美術館来場者に対してイラついたことはトータルで2回くらいしかないです。
しかもそんな大したことじゃない。
(フェスと美術館では一日で出会う絶対人数が比にならない上に、お酒が入ったりするので比較対象としてはアンフェアですが)
つまり 私にとって「美術館」とは
「おかしな奴と遭遇する確率が極めて低い
安心して楽しめる趣味」
なのです。
これが例えば「野球観戦」「コミケ」とかならどうでしょうか?
趣味の優劣は付けられませんが、
「民度」の優劣は付けられます。
ネット上でもそう。
野球や音楽なら、ファン同士のいがみ合い ってあると思いますが
アートファンにはそれが無いのも大きな特徴。
アートを鑑賞した時の感想としては基本的に「好き」「苦手」のふたつなんですよね。
「嫌い!!!!!」みたいなのはめったにないんです。
「印象派なんか生理的に無理」なんて人にはまず遭遇しないし、「アンチ誰々」みたいな言葉もありません。
誰かの感想を読んで「何言ってんだこいつ!!」と思う事がない以前に敵を生むような発言をみんなしません。そういう発想がまずありません
美術館行くにしても好みは存在します。
でもほとんどのアートファンがとりあえず何でも受け入れられるスタイルなので「へー今回は~の展覧会かー。あんまり知らんけど行っとくか」みたいなのは多いです。
観覧料も1000円とかでお手軽。
あと、
アート好きの人とは
リアルに接した時の波長や価値観が合う事が多いです。
私と同じく一人行動余裕な人だったり。映画や音楽の好みが合ったり、納得できるものだったり。
瀬戸芸で繋がった人なんかは特に合う話が多いですね。島の景観、海や猫。島グルメなど。同じ景色を体験している仲間意識的なのがあります。
美術鑑賞の楽しさという前提部分に
安心感
が加わっている
というのが美術館巡りという趣味の醍醐味なのです。
あと、趣味として楽しむのに
「何歳でも関係ない」というのも大きいですね。
夏フェスとかだと私は還暦超えて行ける自信はありませんもの。
「アートって興味あるけど どうなの?」
みたいな人いたら是非第一歩を踏み出してください。