うどん県丸亀男の独り言

「翳りゆく夏」　赤井三尋　著

第４９回　江戸川乱歩賞受賞作

【あらすじ】
あるきっかけで
２０年前に起きた誘拐事件（時効成立済み）を、
新聞社（の社員）が再調査することに。
次々に浮上する新事実。

【感想】
「翳りゆく夏」
・・・なんて魅力の無く、つかみ所の無いタイトルなんでしょう。
タイトルから、
内容はもちろん小説のジャンルすら分かりかねます。
江戸川賞取って無かったら買ってなかったかと。
（読んでから知ったんですが元は違うタイトルだったらしい）

話も
入りにくいです。
登場人物は中年男性ばかり。
１ページ目から読みにくい（笑）。

ですが、中盤からはかなり面白く（読みやすく）なります。
終盤の、核心に近づいていく辺りは一気に読みました。

強引な展開（設定）が多い作品かと。

読みやすさ
★★★☆☆

【余談】
この作者、赤井三尋氏。
３０代半ばから小説を書き始めたらしいです。
この賞を受賞したのはなんと４７歳の時！
現在は５２歳（？）でフジテレビの報道局勤務。
そんな人生もあるんですね！！


俺（３０歳）も小説書こうかな・・・。
・・・やっぱやめとこ。
（赤井氏は、早稲田大卒。元ニッポン放送社員。そもそも土台が違う）