小説「果てしなき渇き」
- 2008/10/14
- 01:30

「果てしなき渇き」 深町秋生 著
第3回 「このミステリーがすごい!」大賞受賞作
【あらすじ】
元刑事でバツイチの主人公、
娘の失踪を知り、
なりふり構わず事件の真相を追う。
【感想】
失踪した身内の行方を探す。
↑こんな取っ掛かりで、
ひと区切り毎に別の話が挟まれる。
↑こんな作風なので・・・。
「貫井敏郎の「迷宮遡行」と「慟哭」を混ぜたような作品か?」
ってのが途中までの印象。
「慟哭」のネタバレはさすがにもう誰もやらないのでそんな予想はしませんでしたが
ラストは色んな意味で意外。個人的にはこれで良かったかと。
作風が作風なので(しかも大賞取ってるし)もっと凄いかと期待してたのは事実。
読みやすさ
★★★★☆
面白かったんですけど全体的に荒削りです。
文章も設定も。特に設定(現実味)。
読後は、暴力描写しか印象に残らない作品かもしれません。
暴力描写はそれくらい凄惨!
暴力含め、派手な描写のオンパレードなのでそこが読みやすさをアップさせています。