小説「「重力ピエロ」
- 2008/12/06
- 00:49

「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 著
2004年度「このミステリーがすごい!」第3位
(第129回直木賞候補、 第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補、
第1回本屋大賞ノミネート)
【あらすじ】
遺伝子情報を扱う会社に勤める主人公、泉水とその弟、春。
連続放火事件の謎に挑む。
【感想】
読みやすさ
★★★★☆
ハズレ無いですねー。伊坂氏の作品。
毎回文章(作中の会話)に引き込まれてしまいます。
長編なんですが、
5~7ページくらいの話が毎回タイトルが付いていて一段落します(完結はしない)。短編集を読んでいる感じです。
この手法は大成功ではないでしょうか。
(読者も途中でひと区切りしやすい)
(実際長い作品なので)
ネタバレ禁止を含む内容。
ですが「アヒルと鴨~」並の明確なドンデン返しでもなく、
仮にネタバレが分かっていても楽しめる。
(「アヒルと鴨~」も楽しめますが)
後味も良し。
個人的には「それでいいのか?」と少し思いましたが。
来年映画公開ですね。