うどん県丸亀男の独り言

「イースタン・プロミス」　（原題　「EASTERN PROMISES」）

デヴィッド・クローネンバーグ　監督

ヴィゴ・モーテンセン
ナオミ・ワッツ
ヴァンサン・カッセル　出演

【あらすじ】
舞台はロンドン。
身元不明で、出産して死んだ少女。
その少女の父親などを捜し求める産婦人科医。
それらを消し去ろうとするギャング一味、を描く。

【感想】
これは「好きな映画ランキング５０」に余裕で入ります！！
痺れました！同監督「ヒストリーオブバイオレンス」よりも好き。
とにかく上記三人の俳優が素晴らしい！！！

凄惨な描写、カメラーワーク、無駄の無い展開も
特筆すべきものがあります。

クローネンバーグ監督がますます好きになりました。（ほとんど観てます）
これからもどんどん映画作ってほしい！
こういう現実的な（？）作品も「スキャナーズ」的なのも。



ただし
納得いかない点もあります。
・中途半端な終わり方
・運転手役（ヴィゴ）の設定の曖昧さ（説明の足りなさ）

↓以下ネタバレ
「潜入捜査官」って設定、
無くても良かった。
それくらい「捜査官として」の話を描いていない！ネタバレした程度。
めちゃ頑張ってるけど、その背景が足りない！説得力が欲しい。
「ギャングだけど気が変わった」って設定でもまったく無理が無いくらい。
結局どうなったのかも分からない。

結果論ですけど（俺が望んだようになってたら駄作だったかもしれないし）
惜しいです。