小説「独白するユニバーサル横メルカトル」
- 2009/06/01
- 20:39

「独白するユニバーサル横メルカトル」 平山夢明 著
「このミステリーがすごい!」 2007年版 第1位
【あらすじ】
地図が語りだす表題作、
近未来の連続殺人犯を描く「卵男」などを含む短編集
【感想】
とにかくグロイです。
ミステリー色(ドンデン返し等)もそれなりにありますが
残酷描写がきついのでその体性ある人にしかオススメできない内容。
(特にラストの「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」はエグい!)
個人的には大好きです。ネタバレ部分にもガツンとやられました。
タイトルとジャケットも良いですね。
SFや裏社会等の世界観かっこいい。
想像力、文章力共にずば抜けてますね、著者。
知識も計り知れない。好きな作家になりそうです。
欲を言えば「ニコチンと少年」の続きが読みたかった。投げっぱなしすぎ。
読みやすさ
★★★☆☆