小説「片眼の猿」
- 2010/01/10
- 01:23

「片眼の猿 -one-eyed monkeys-」 道尾秀介 著
【あらすじ】
盗聴専門の探偵事務所「ファントム」を経営する
三梨はクライエントの依頼で楽器会社に潜入した。
【感想】
うーん。
非常によく出来た作品だとは思うんですが
個人的には入り込めませんでした。
一人称なのが原因かもしれませんね。
「ライバル楽器会社の不正を暴く為、探偵がクライエント側の楽器会社の正社員に」
この設定もおかしい。ありえない。
そしてこの作品、ネタバレ部分がいくつかあります。
色々と騙されます(騙されるはずです)。が、
色々ある分インパクトが分散されているような印象を受けました。
どんでん返しはびっくりしたけど
こっちはただ踊らされていただけやん。
歌野晶午「葉桜の季節に~」のような読後感です。
↑と同じで、かるーい気持ちで読んで欲しい作品。
読みやすさ
★★★★★