小説「犬の力」
- 2010/03/13
- 19:21

「犬の力」(上・下)(原題「THE POWER OF THE DOG」 ドン・ウィンズロウ 著 角川文庫
【あらすじ】
麻薬取締局DEA(Drug Enforcement Administration)の捜査官、
アート・ケラーと
麻薬犯罪組織のバレーラ一家、
まれに見る美女、高級娼婦のマーラ、
凄腕殺し屋、ショーン・カラン
達を中心に進む、数十年にも及ぶ壮大な物語。
読みやすさ ★★☆☆☆?
【感想】
とにかく序盤が読みにくかったです!
メキシコ舞台で
登場人物多すぎ。
例えば、上巻の104ページと105ページ、
たったの2ページ間に、17くらいの人物名が出てきます。
あやうく断念しそうになりました。
・・・この作品、
ななめ読みしていい部分がけっこうあります。
主要人物さえ覚えていればスラスラ読んでもあらすじ分かります。
で。
読み進みだしてからは、
逆に読み終えたくなくなりました。
それくらい傑作です。
めちゃ面白かったです!!
長年に及ぶ、主人公と麻薬組織の因縁の絡みも凄いんですが
個人的には殺し屋のショーン・カランがかっこいい!!
彼、ひょんなきっかけでヒットマンになるんですが
凄腕になってからハンパない。
銃撃戦の描写が素晴らしい。映像観てるみたいでした。
ショーン・カランの為の小説ちゃうん、これ?(言いすぎ)
翻訳ものにハマリそうです。(もうどっぷり浸かってる)
次もおそらく海外の作品を読みます。